魚野川大変、豪雨にめげないで収穫期   2011年9月

7月28日からの豪雨は、またもや魚野川大変をもたらした。   (野田島魚沼産コシヒカリ魚野川 波浪魚沼産コシヒカリ 水の引いたあとの田んぼは石川原となって、稲は枯れてゆく。狭い川筋に、JR上越線、新幹線とそして国道17号の三本の橋梁がかかり、その橋脚が魚野川の激流をさらに複雑な流れとしたために、被害を大きくしている。 魚沼産コシヒカリ 魚沼産コシヒカリ

 

稔の秋、待望のコシヒカリ刈取り収穫

 

集落の立地は段丘の上の高台とばかりに思っていたのに、このときばかりは避難準備の勧告が出されて、これまでの記憶にない大洪水となっていたのだ。 水をかぶらなかった集落面の里田のコシヒカリは、八月の夏の日差しに支えられて、豊かな稔りの季節を迎えている。 魚沼産コシヒカリ

 

コンバインが稼動するとすぐに新米出荷の始まるのが今日の稲作である。 魚沼産コシヒカリ 今年の新米の具合は如何かと、手にとってみた。産米検査前の下見になるのだが、昨年のような高温障害はみられないから、一等米の形質を備えているようである。やや青未熟米が混じっているが、このくらいで収穫作業をはじめないと、刈取の後半には刈遅れとなって産米品質が落ちるから、刈り始めとしては適正なスタートと思える。 お天気のよい日が続いて、気温が上がっていると、割れ米の発生が懸念される。作業を急いで効率本位にすすめると、胴割米による二等米となっては、春からの苦労が報われなくなるので、水分乾燥などの作業には無理な急ぎは慎まねばならない。 魚野川大変の被災の後だから、今年の新米コシヒカリに寄せる期待は大きいのである。